東南アジアノマドのeSIM選び|Sailyを半年使った正直レビュー【2026年版】

バンコク在住のデジタルノマドがSaily eSIMを半年使い続けた正直レビュー。タイ・マレーシア・ベトナムでの実測速度、料金、使い勝手まで生活者目線で解説。

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バンコクに移住して半年が経つ。その間、eSIMをいくつか試した。旅行者向けの「とりあえず繋がればいい」という感覚ではなく、生活の通信インフラとして何が使えるかを検証してきた話を正直に書く。

最終的にSailyに落ち着いた。乗り換えた理由、良かった点、逆に微妙だった点、全部書く。


この記事の結論

  • SailyはNordVPN系のサービスで、セキュリティ面の信頼性が高く、東南アジア(タイ・マレーシア・ベトナム)での実用速度は十分である
  • データ容量のプランが細かく選べるため、旅行者にも長期滞在者にも対応しやすい
  • 物理SIMの入れ替えなしで複数国に対応できるので、国をまたぐノマドには特に向いている

目次

  1. SailyとはどんなeSIMサービスか
  2. 半年使って分かったメリット
  3. 正直に書くデメリット
  4. 東南アジア3カ国での実測レポート
  5. 料金とプランの選び方
  6. eSIMの設定・購入手順
  7. まとめ
  8. よくある質問

SailyとはどんなeSIMサービスか

SailyとはNordVPNを運営するNord Securityが提供するeSIMサービスである。eSIM(埋め込み型SIM)とは、スマートフォンに内蔵された仮想SIMのことで、物理的なSIMカードを挿し替えることなく、アプリやQRコードで通信プランを追加・切り替えできる。

NordVPNのパートナーサービスということで、セキュリティ意識の高い開発元という点は最初から信頼できた。実際に試し始めたのはバンコク移住直後、複数のeSIMサービスを比較した結果だった。

補足: Sailyに対応しているeSIM内蔵スマートフォンであれば、SIMロック解除済みの端末で利用できる。iPhone XS以降、AndroidはGoogle Pixel 3以降が対応している機種の目安だが、購入前に自分の端末が対応しているか確認が必要だ。


半年使って分かったメリット

国をまたぐときに何もしなくていい

東南アジアを移動する生活では、国ごとにSIMを買い直すコストと手間がかなり積み上がる。タイのSIMを使っていてマレーシアに移動すると、そのまま使えばローミング料金、差し替えれば現地SIMの購入が必要になる。

Sailyは「東南アジア広域プラン」が用意されており、一つのプランでタイ・マレーシア・ベトナムなど複数国をカバーする。チェックイン前にアプリでプランを追加するだけで、現地に着いたそのまま使える。

アプリのUIが直感的

使い方でつまずかなかった。アプリを開くと対象の国や地域を検索し、プランを選んでQRコードを読み込む。iPhoneの場合はアプリ内で完結する。バンコクに来てすぐの、まだ現地の感覚がつかめていないタイミングで助かった。

データ残量の確認が分かりやすい

アプリ内でリアルタイムにデータ残量が確認できる。残量が少なくなると通知も来る。旅行先で「いつの間にかデータが切れていた」という経験をしたことがある人間には、地味だが重要な機能だ。


正直に書くデメリット

良いことだけ書くのはレビューではないので、微妙だった点も書く。

通話・SMSには対応していない。Sailyはデータ通信専用のeSIMだ。通話やSMSが必要な場面(日本の携帯番号宛の認証SMSなど)には使えない。自分の場合は日本の電話番号はpovoのデータSIMを物理SIMで維持しており、Sailyはデータ通信専用として割り切って使っている。

プランの期限が短めのものが多い。7日・15日・30日といったプランが中心で、長期滞在者が3ヶ月分まとめて購入するようなプランは少ない。毎月ある程度意識して更新する手間は発生する。

一部の国では速度が安定しない。後述の実測データにあるが、国によって接続品質にばらつきがある。タイとマレーシアでは問題なく使えたが、ベトナムは場所によって速度が落ちることがあった。


東南アジア3カ国での実測レポート

半年間で移動したタイ・マレーシア・ベトナムでの実測値をまとめる。測定にはSpeedtestアプリを使用。いずれも都市部での計測だ。

国・都市下り(平均)上り(平均)実用評価
タイ・バンコク45〜80 Mbps15〜30 Mbps◎ ビデオ会議・動画視聴に問題なし
マレーシア・クアラルンプール30〜60 Mbps10〜20 Mbps○ 業務用途に十分
ベトナム・ホーチミン10〜40 Mbps5〜15 Mbps△ 場所によってムラあり

タイとマレーシアは業務に支障のない速度が安定して出た。ベトナムはエリアによってばらつきがあり、カフェや屋外では速度が落ちる場面があった。ベトナム滞在が長くなるなら現地SIMとの併用を検討した方がいい。

「バンコクのコワーキングスペースでSailyだけで終日仕事した日もある。ビデオ会議を3本やって途切れることはなかった。」


料金とプランの選び方

Sailyのプランは大きく「1カ国プラン」と「広域プラン」に分かれる。

プラン種別特徴こんな人向け
1カ国プラン対象国のみ使用可・容量単価が安い1カ国に長期滞在する人
広域プラン(東南アジア)複数国をまとめてカバー・割高だが乗り換え不要複数国を移動するノマド

タイに腰を落ち着けている期間は1カ国プランを選び、出張や旅行で他国に移動する際に広域プランに切り替えるというのが自分の使い方だ。この組み合わせが最もコストパフォーマンスが良かった。


eSIMの設定・購入手順

手順は以下の通りだ。難しくはない。

  1. Sailyアプリ(iOS / Android)をダウンロードしてアカウント作成
  2. アプリ内で対象国・期間・容量のプランを選択して購入
  3. 表示されるQRコード(またはアクティベーションコード)で端末にeSIMを追加
  4. 端末の設定からSailyのeSIMをデータ通信に設定する

購入から使い始めまで、慣れれば10分もかからない。プランの有効期限は購入後すぐではなく、最初のデータ通信を開始したタイミングから始まるので、移動直前に購入しても問題ない。

補足: iPhoneの場合、「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」の順で設定できる。機内モードを解除した状態でeSIMを追加するとスムーズだ。


まとめ

Sailyを半年使って感じたことを整理する。

  • NordVPN系の開発元で信頼性が高く、セキュリティ意識のある人間には相性が良い
  • タイ・マレーシアでは業務利用に十分な速度が安定して出る
  • 複数国を移動するノマドには広域プランが便利で、物理SIMの入れ替えから解放される
  • 通話・SMS非対応なので、日本の電話番号は別途維持する必要がある
  • ベトナムなど一部の国では速度のムラがある点は許容が必要

東南アジアでeSIMを選ぶなら、まず試す価値がある一つだ。NordVPNと組み合わせて使うと、通信環境をまとめて整えられる。

📱 Saily公式サイト

東南アジア対応プランをアプリで確認。到着前に購入・設定まで完結できる。

Sailyの公式サイトを見る →

よくある質問

Q. SailyのeSIMはタイで使えますか?

A. 使えます。タイ向けの1カ国プランのほか、東南アジア広域プランでも対応しています。バンコク市内では40〜80 Mbpsの速度が安定して出ており、ビデオ会議や動画視聴にも問題ありません。

Q. Sailyは通話やSMSに対応していますか?

A. 対応していません。Sailyはデータ通信専用のeSIMです。通話・SMSが必要な場合は別途対応したSIMを用意する必要があります。日本の電話番号を維持したい場合は、物理SIMと併用する方法が現実的です。

Q. 複数の国をまたいで使えますか?

A. 使えます。東南アジア広域プランを選択すると、タイ・マレーシア・ベトナムなど複数国で一つのプランを使い続けられます。国をまたぐたびにSIMを買い直す必要がなく、移動の多いノマドに向いています。

Q. SailyとAiraloはどちらがいいですか?

A. 東南アジア中心で、NordVPNをすでに使っている場合はSailyが選択肢に入ります。より多くの国や地域に対応したプランを探す場合はAiraloの方がカバー範囲が広いケースもあります。どちらも無料でアカウント作成できるので、まずプラン一覧を比べてみることをおすすめします。

Q. eSIMに対応しているスマートフォンはどれですか?

A. iPhone XS以降、Google Pixel 3以降が対応の目安です。ただし端末によって対応状況が異なるため、Sailyの公式サイトで自分の端末が対応しているかを確認してから購入してください。


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